米Macromediaが米国時間2月11日に,米Microsoftの「.NET Platform」と「NET Framework」への広範なサポートを明らかにした。自社のツールやサーバー,プレーヤと.NET Frameworkの相互操作性確立に向けて,Microsoft社と協力体制を敷く。

 またMacromedia社は,オーサリング・ツール「Dreamweaver UltraDeva」の将来版に,動的な「ASP.NET」対応アプリケーションを構築するための機能を組み込むことを同日発表した。

 Macromedia社はDreamweaver UltraDevaの将来版を「Visual Studio .NET」に対応させる。2種類のモデルを用意する。「開発者は複雑な.NET Framework対応WWWアプリケーションを,使い慣れた開発技術を使って視覚的に構築できるようになる」(Macromedia社)

 さらにマルチメディア・プレーヤ「Flash Player」とアプリケーション・サーバー「ColdFusion」の将来版で.NET Frameworkをフルサポートする。Flash PlayerはすでにXMLおよびWebサービスに対応しているが,ColdFusionは次期版(開発コード名は「Neo」)のリリース時にXML Webサービスと.NETサーバーへのサポート機能を組み込む。

 「我が社のツールやサーバー,プレーヤを利用している顧客にとって,.NET FrameworkやWebサービスは強力な体験を提供するための優れた環境になりつつある」(Macromedia社チーフ・ソフトウエア・アーキテクトのKevin Lynch氏)

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