米Verizon Wirelessと米QUALCOMMが米国時間2月7日に,CDMA(Code Division Multiple Access)無線サービスに関して提携したことを明らかにした。提携により,Verizon社はQualcomm社のプラットフォーム「Binary Runtime Environment(BREW)」に対応したアプリケーションを今春発売する。提携の金額などの詳細は明らかにしていない。
BREWは,CDMA携帯電話機向けアプリケーション開発プラットフォーム。Java言語や静止画,動画,音楽などを使った携帯電話機向けアプリケーションを,短期間で開発できるようにするためのプラットフォームである。BREWサービスでは,ユーザーが無線アプリケーション(BREW対応アプリケーション)を携帯電話機にダウンロードし,用途や好みに合わせて電話機をカスタマイズできる。
Verizon社は「北米で初めてBREW対応アプリケーションをリリースする通信事業者となる」(両社)。
なお,北米以外では韓国の無線通信事業者Korea Telecom Freetel(KTF)が世界に先がけてBREW対応サービスを開始している。
BREW対応サービスの提供に関してQUALCOMM社が提携している通信事業者には,Verizon社とKTF社のほか,KDDI,米Leap Wireless,メキシコPegasoなどがある。
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