米Cisco Systemsが米国時間2月6日に,会計年度2002年第2四半期(2001年11月~2002年1月期)の決算を発表した。売上高は48億ドルで,前期(2001年8月~10月期)の44億ドルから8%増加。前年同期(2000年11月~2001年1月期)の67億ドルと比べると29%の減収となる。一時的な費用を除いた純利益は6億6400万ドル(1株当たり利益は9セント)で前期の3億3200万ドル(同4セント)と比べて増加した。前年同期の同条件の純利益は13億ドル(同18セント)だった。

 一時的な費用を含めた場合,当期の純利益は6億6000万ドル(1株当たり利益は9セント)で,前期の純損失2億6800万ドル(1株当たり損失は4セント)から黒字に回復。前年同期の同条件の純利益は8億7400万ドル(1株当たり利益は12セント)だった。

 会計年度2002年上半期(2001年8月~2002年1月期)の業績は,総売上高が93億ドルで,会計年度2001年上半期(2000年8月~2001年1月期)の133億ドルと比べて30%減少した。一時的な費用を除いた純利益は10億ドル(1株当たり利益は13セント)となり,会計年度2001年上半期の27億ドル(同36セント)から大幅に落ち込んだ。

 一時的な費用を含めた会計年度2002年上半期の純利益は3億9200万ドル(1株当たり利益は5セント)。会計年度2001年上半期の同条件の純利益は17億ドル(同22セント)だった。

 Cisco社社長兼CEOのJohn Chambers氏は,「当期はたいへん堅実な四半期となった。特に収益率の高い市場でシェアを伸ばしたことや,困難な市場で業績をあげたことを嬉しく思う」と述べた。

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