米J.D. Edwardsが米国時間2月5日に,企業設備管理ソフトウエア「Enterprise Asset Management(EAM)」を一般向けにリリースしたことを明らかにした。企業が設備を能力を最大限に活用できるようにする。
石油やガス,電気通信,公益事業,建設,産業メーカー,鉱業など設備への依存度が高い業界に向ける。
EAMは運用条件に合ったメンテナンスを遂行できるようにし,故障による動作停止を回避する。具体的には,それぞれのメンテナンスに適切な技術者を選び,生産計画とプロジェクトの期限への影響を最小限に抑えるようなメンテナンスのスケジュールを決定できる。
また,EAMは設備利用に関する技術と企業向け基幹業務(ERP)システムを組み合わせることも可能である。これにより,「設備を管理するだけでなく全社的な利用状況と関連づけることができる」(J.D. Edwards社)という。
EAMの主な特徴は以下の通り。
- 「Failure Analysis」:トラブルの原因となる場所を検知し,因果関係のあるソースを追跡する。故障による動作停止を未然に防ぐ
- 「Intelligent Graphics Solution(IGS)」:設備や資産内容の視覚的な表示を提供する
- 「Fixed Asset Management」:重要な設備情報のアクセスやフロー効率を向上する
- 「Plant and Equipment Maintenance」:メンテナンス計画の実施を支援する
- 「Service and Warranty Management」:保証,修復作業履歴,部品交換履歴などの重要な情報を管理する
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