ウイルス対策ソリューション・ベンダーの英Sophosが米国時間2月1日に,2002年1月におけるコンピュータ・ウイルスの被害状況をまとめた調査結果を発表した。「Badtrans」ウイルスの変種「Badtrans.B」の被害が全体の61.1%を占めた。ワースト10は以下の通り。
■2002年1月のコンピュータ・ウイルス被害状況 1. W32/Badtrans.B (Badtrans variant) 61.1% 2. W32/MyParty.A (My Party) 4.3% 3. W32/Magistr.B (Magistr variant) 3.6% 4. W32/Sircam.A (Sircam) 2.9% 5. W32/Nimda.A (Nimda) 2.3% 6. W32/Maldal.G (Maldal variant) 1.6% 7. W32/Magistr.A (Magistr) 1.4% 8. W32/Gokar.A (Gokar) 1.3% 8. W32/Klez.E (Klez variant) 1.3% 10. W32/Nimda.D (Nimda variant) 1.0% その他 19.2% 出典:Sophos社
同社は,2002年1月に新種ウイルスを792種類検出した。現在,同社製品が防御できるウイルスは7万1984種類にのぼるという。
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