韓国のSamsungが米国時間1月31日に,2002年ソルトレークシティー冬季オリンピック大会の「Official Wireless Telecommunications Equipment Partner」になったと発表した。Samsung社は組織委員会Salt Lake Organizing Committee(SLOC)をはじめ,大会の競技役員,メディア,スタッフ,ボランティアに約2万台の無線通信装置と技術サポートを提供する。

 また,Samsung社はSalt Lake Olympic Squareに「Olympic Rendezvous@Samsung(OR@S)」を設け,大会観戦者やファンがSamsung社の無線通信装置技術を体験できるようにする。OR@Sでは16機種の携帯電話機を展示する予定である。

 公式携帯電話機としてSLOCに配給するモデルは「SCH-T300」。128x128画素のディスプレイを備え,最大12行のテキストを表示できる。ワンタッチ・アクセス・ボタンで間単にインターネットに接続でき,「ゲームの結果などの情報を即座に入手できる」(Samsung社)。

 Samsung社は今回のようなパートナシップを結ぶことにより,ブランド認知度の向上を図る意向である。

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