国際オリンピック委員会(IOC)はオリンピック公式サイトで,自然な言葉でオンライン検索ができる「JeevesOne」を採用する。自然な文体で検索可能なオンライン検索サービスを提供している米Ask Jeevesの一部門Jeeves Solutions社の製品で,同社が米国時間1月30日に明らかにした。

 IOCは2002年冬季オリンピックの公式サイト(http://www.olympic.org)にJeevesOneを取り入れ,サイトを訪れたユーザーが自分で質問に対する回答や目的の情報を検索できるようにする。

 JeevesOneはユーザーから寄せられた質問をもとにユーザーの詳細な分析ができる。IOCはこの分析データをサイト・ビジターの把握とコンテンツの向上に役立てる意向だ。

 JeevesOneを取り入れた「Ask IOC」は,数週間のうちに英語版とフランス語版が利用可能になる。

 Ask IOCは自然な文体の検索技術を利用しており,例えばユーザーは「“ドリーム・チーム”の情報はどこで見つかる?」や「アテネ2004の情報はどこで手に入る?」のような自然な文章で質問を入力すればよい。「団体規則やオリンピックの歴史,データや得点といったあらゆるオリンピック関連情報を入手できる」(Jeeves Solutions社)

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