トラフィックとコンテンツ管理システムのプロバイダ米F5 Networksが米国時間1月29日に,IPサーバー・アプライアンス「BIG-IP 520」と「同540」を発表した。「BIG-IP」製品ファミリの新しいプラットフォームで,IPアプリケーション・スイッチ「BIG-IP 5000」と「BIG-IP 2000 IP Application Switch」が含まれる。

 BIG-IP 520と同540はWWWサーバー,キャッシュ・サーバー,ファイアウオール,アプリケーション・サーバー,VPNゲートウエイなどのIPトラフィックを管理し,安全性を確保する。IPトラフィック・パケットを詳しく調査し,データ・センターの適切なサーバーやアプリケーションに送り込む。

 両サーバー・アプライアンスは,「Layer 7(アプリケーション層)の迅速で適切な判断に必要な処理能力を提供し,データ・センターに要求される速度とQoSに対応する」(F5 Networks社)としている。

 BIG-IP 520は,標準構成で動作周波数1GHzの「Pentium III」を1個搭載し,10/100 Fast Ethernetポート2基,256Mバイトのメモリーを備える。BIG-IP 540は,標準構成で動作周波数1GHzの「Pentium III」を2個搭載,10/100 Fast Ethernetポート2基,512Mバイトのメモリーを備える。ともにPCIスロットが3つ。BIG-IP 520および同540はすでに出荷を開始している。

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