米Sybaseが米国時間1月24日に,2001年第4四半期と2001年通年の決算を発表した。第4四半期の売上高は2億3630万ドルで,前年同期の2億6050万ドルから減少。買収費用やリストラ関連費用などの一時的な費用を除いた純利益は3130万ドル(1株当たり利益は31セント)で,前年同期の4540万ドル(希薄化後の1株当たり利益は50セント)から減益となった。

 買収費用やリストラ関連費用などの経費を含めた場合の純利益は610万ドル(希薄化後の1株当たり利益は6セント)。同条件の前年同期の純利益は3550万ドル(同39セント)だった。

 2001年通年の業績は,売上高が9億2610万ドルで前年の9億6050万ドルと比べて減少。一時的な費用を除いた純利益は9660万ドル(1株当たり利益は99セント)で,前年の1億1530万ドル(希薄化後の1株当たり利益は1ドル25セント)と比べて減少した。

 買収費用やリストラ関連費用などの経費を含めた場合の純損失は2550万ドル(希薄化後の1株当たり損失は27セント)。同条件の前年の純利益は7210万ドル(希薄化後の1株当たり利益は78セント)だった。

 「2002年に向けて強力な基盤を築くことができた。子会社のFinancial Fusion社が初めて黒字に転じ,iAnywhere Solutions社は売り上げが伸び,プラスの営業利益を報告した」(Sybase社会長,社長兼CEOのJohn Chen氏)。また同氏は,「2002年の一時的な費用を除いた1株当たり利益を1ドル8セント~1ドル10セントの範囲と予測する。売上高は約5%増を見込む」と述べた。ちなみにこれまでの予測では,2002年の一時的な費用を除いた1株当たり利益は約1ドル2セントだった。

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