米Broadcomが米国時間1月23日に,2001年第4四半期と2001年通年の決算を発表した。第4四半期における売上高は2億2680万ドル。前期の2億1360万ドルと比べて6.2%増加だが,前年同期の3億4020万からは33.3%の減収となる。当期の一時的な費用を除いた純損失は2880万ドル(1株当たり損失は11セント)。前年同期の一時的な費用を除いた純損失は3400万ドル(同13セント)で,前年同期は一時的な費用を除いた純利益5800万ドル(1株当たり利益は21セント)を計上していた。

 一時的な費用を含めた場合の当期の純損失は3億2960万ドル(1株当たり損失は1ドル27セント)。同条件の前期の純損失は16億1920万ドル(同6ドル36セント),前年同期の純損失は7億6830万ドル(同3ドル28セント)だった。

 2001年通年の売上高は9億6180万ドルで,前年の10億9620万ドルから12.3%の減収。一時的な費用を除いた純損失は8580万ドル(1株当たり損失は34セント)。前年の一時的な費用を除いた純利益は2億4270万ドル(1株当たり利益は93セント)だった。

 一時的な費用を含めた場合,2001年通年の純損失は27億4200万ドル(1株当たり損失は10ドル79セント)。同条件の前年の純損失は6億8780万ドル(同3ドル13セント)だった。

 Broadcom社社長兼CEOのHenry T. Nicholas III氏は,「引き続き主要市場に向けた製品の開発に注力する。例えば,ケーブルやDBS(Direct Broadcasting Satellite)向けのPVR(Personal Video Recorder)製品,企業向けスイッチング製品,家庭と企業ネットワークに向けたVoice-over-IP(VoIP)製品などに向けた製品だ」と説明した。

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