CDMAデジタル無線技術の米QUALCOMM社が米国時間1月23日,中国の11社の通信機器の製造メーカーと,商用CDMA端末とインフラ・ライセンスの供与で契約を締結したことをに発表した。同社がライセンス供与した中国国内の通信機器製造業者の総数は17社となる。

 契約のもとに,これら企業は同社が保有するCDMA関連の特許技術を使用して,「cdmaOne」,第3世代のCDMA2000 1X/1xEV-DO端末,インフラ装置の開発,製造,販売が許可される。これら企業は同社に特許使用料を支払う。

 今回新たに端末製造のライセンス供与を受けた企業は,Beijing Telecommunications Equipment Factory,CEC Telecom,Dalian Daxian Group社,Datang Telecom Technology 社,Eastern Communications社,Guangzhou Southern Hi-Tech社,Konka Group 社,Langchao Electronic Information Industry Group,Ningbo Bird 社,Xiamen Overseas Chinese Electronic社の10社。またインフラに関するライセンスは,Beijing Telecommunications Equipment Factory,Guangzhou Jinpeng Group社,Datang Telecom Technology社の3社に供与された。

 同社は,すべてのCDMA無線通信の標準に必要な特許を所有しており,世界で100社を超える通信機器製造メーカーにライセンスを供与している。今回の11社との契約に先だって,これ以外の中国の通信機器製造メーカーの8社に対して同様のライセンス供与をしたことを発表していた。

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