米IBMと米MontaVista Softwareは,IBMのPowerPCマイクロプロセサでMontaVistaの組み込みLinuxプラットフォームを動作させるために技術提携したと米国時間1月22日,発表した。
この提携は,IBMのPowerPCマイクロプロセサが組み込みシステムとネットワークング・アプリケーション向けLinuxを完全にサポートすることを目的としたもの。両社は,共同で販売とマーケティング活動を行う予定。
この提携とは別に,IBMはMontaVista社の株の一部を取得する。詳細は明らかにされていない。
MontaVistaは組み込みソフトウエア企業の1つで,IBMのPowerPCファミリーのプロセサ向けに最初のLinuxベースのプラットフォームを開発した。今回の提携に先立ち,両社はIBMのPowerPCベースのセットトップ・ボックスのチップとIBM PowerNP NP4GS3ネットワーク・プロセサ向けに対応させることで協力することを発表していた。
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