米Oracleが米国時間1月17日に,米Hurwitz Group社が報告した調査結果を元に,同社のアプリケーション・サーバーの市場浸透率が米IBMと米BEAを抜いて首位についたことを発表した。

 同調査結果によれば,市場で成功している理由として,同社アプリケーション・サーバーの幅広い機能性,製品のTOCの低さ,そしてOracle社のデータベース市場の優位を上げている。Hurwitz Group社は,「Oracle9i」が急成長中のアプリケーション・サーバー・インフラ(ASI)市場で首位を保持し,さらにシェアを拡張すると予測している。

 調査は北米企業の150社に対して2001年夏に実施された。対象となった企業の中で,アプリケーションサーバーを使っている企業の約37%がOracle製品を採用していた。2位に付いたIBM社の「WebSphere」の採用率は27%,3位のBEA社の「WebLogic」は17%だった。

 さらに調査結果では,2002年にアプリケーション・サーバーの採用を予定している北米企業の中でも「Oracle9i Application Server」が首位に立っており,回答者の50%が同製品の採用を予定しているという。

 「Oracle9i Application Server」は,完全なJ2EEサポート,ビルトインの企業ポータル・ソフトウエア,無線サポート,高速キャッシュ機能,ビジネス・インテリジェンス,迅速なアプリケーション開発,ビジネス統合,WWWサービスのサポートなどを提供している。

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