米Xeroxがアーカンサス州ホットスプリングスに,デジタル・データの管理サービスを提供するための大規模施設を開設した。同社が米国時間1月15日に同社が明らかにしたもの。この施設は,同社のアウトソーシング・サービス「Xerox Global Services」に利用する。

 このサービスでは,ビジネス文書や請求書,契約書といったさまざまなドキュメントをデジタル・イメージに変換し,保存する。データは,顧客がWWWベースのコンテンツ管理システムで管理でき,いつでも迅速に取り出せる。文書のデジタル化やデータのアップロードおよびダウンロードは,インターネットやイントラネットを介して安全に行えるという。

 施設の面積は5万1000平方フィート(4738平方メートル=約1433坪)。275人の従業員を配置する。「これまでの施設に比べ,ほぼ3倍の生産スペースおよびネットワーク・キャパシティを持つ」(同社)という。Xerox社では,同サービスの拠点となる施設と位置付けている。

 なお,Xerox Global Services自体は,2001年から開始しており,コンサルティングやシステム設計/実装,アウトソーシング,プロセス管理などを手がけている。米Dow Chemical,米Enterprise Rent-A-Car,米McGraw-Hillなどが,既にこのサービスを利用している。

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