米Rambusが米国時間1月10日に,2001年10月~12月期の決算を発表した。同期の純利益は620万ドル(売上高に占める割合は25%)となった。前年同期は130万ドル,前期は650万ドル(同26%)だった。売上高は2490万ドルで,前期と比べて11%減,前年同期と比べて11%減となった。

 同期のロイヤリティ収入は2180万ドルで前期の13%減となっている。ロイヤリティー収入の減少は,第3四半期に引き続きDRAMの価格が下がり続けたことが主な原因となっている。

 同期の営業支出は,訴訟関連の費用が格段に削減されたため,前期から230万ドル減少した。前期の訴訟関連の費用は680万ドルだったが,同期には450万ドルまで下がった。また全体の営業支出額は,1730万ドルだった。前期の営業支出は1960万ドル,前年同期のは1510万ドルだった。

 「2001年の商況は,メモリー価格が著しく低下したため,非常に難しい経済環境にあった。この厳しい年に利益を上げたことは,われわれのビジネス・モデルが役割を果たしていることを示している。2002年には,より多くの製品を投入していきたい」(Rambus社CEOのGeoff Tate氏)。

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