米Microsoftと米Sonic Solutionsは米国時間1月9日に,両者の複数年契約について発表した。Sonic社が,DVD-Videoオーサリング技術をMicrosoft社にライセンス供与する。この契約のもと,Sonicは同社のコア技術と開発に関わる専門技術をMicrosoftに提供する。また両社のDVD関連製品のマーケティング,顧客教育,標準化などで協調体制を敷く。

 この契約には,Sonic AuthorScriptを含めたSonicが開発した技術が含まれている。このDVDオーサリング・アプリケーションは,ハリウッドにおけるDVDタイトル作成の標準となっており,高いパフォーマンスとDVDプレイヤ間での互換性を提供しているという。

 DVD-Videoは,1997年に導入された消費者エンターテイメント向けのフォーマットであり,広く普及したオーディオ・コンパクト・ディスクとビデオ・カセットの普及率を凌いでいる。Adams Media Research社の調査結果によれば,2002年末までにすべての米国家庭の50%以上がDVDプレイヤーまたはDVD付きPCを所有するという。

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