米Motorolaは米国時間1月8日,ラスベガスで開催中の2002 International CESで,手回し充電式の携帯電話用バッテリ「FreeCharge」を発表した。FreeChargeは携帯可能な“自給自足型”の充電器で,付属のハンドルを45~60秒間回してバッテリの寿命を延ばすことができる。携帯電話で3~5分通話したり,待機状態を数時間,維持することができる。英Freeplay Energy Groupと共同開発した。

 また手回し式充電のほか,携帯電話のアダプタを使ってDCジャック経由で充電することも可能である。なおユーザーは,LEDインジケータによって,充電に最適な回転速度を判断できる。

 プラグイン式のアダプタ・モジュールを介して携帯電話に接続する。アダプタは携帯電話の機種にあわせた仕様となる。当初は,Motorola社の主要な携帯電話に向けた製品を発売する予定。他社の主要機種については年内にも対応する予定という。

 FreeChargeは手のひらに収まる大きさで,重さは300グラム強。内蔵バッテリに蓄電することも可能である。3月より,Motorola社製品を取り扱う販売店やアウトドア店などで発売する。希望小売価格は65ドル。

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