米Sprintが,携帯電話機やハンドヘルド機を利用する企業向け電子メール・ソリューション「Sprint PCS Business Connection Personal Edition」を発表した。ラスベガスで開催中の 2002 CES(Consumer Electronics Show)で米国時間1月8日に明らかにしたもの。

 「企業のモバイル・ユーザーがSprint PCS Phoneや同社のPCSネットワークに対応した機器を使って遠隔地から会社の重要データにアクセスできるようにするサービス。これにより生産性を向上できる」(Sprint社)

 サービスを利用するには,米SEVENが開発したソフトウエアを企業のコンピュータにインストールする。このソフトウエアは米Microsoftの「Outlook」や米Lotus Developmentの「Notes」に対応しており,これによりユーザーはコンピュータ上の電子メール,カレンダー,顧客住所録などにアクセスできる。コンピュータ上のファイルを転送することも可能である。

 サービスは,2002年第1四半期にもはじめる予定。同社無線事業の販売チャネルやオンライン店舗「Sprint Stores」を通じて提供する。料金についてはまだ明らかにしていない。コンピュータにインストールするソフトウエアはCD-ROMやWWWサイトで提供する予定。

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