米Microsoftが米国時間12月20日,新たなセキュリティ関連パートナ・プログラム「Microsoft Gold Certified Partner Program for Security Solutions」を発表した。「顧客が安全なシステム構築のための優秀なソリューション・プロバイダを容易に見つけられるようにすることが目的」(Microsoftw社)としている。

 Microsoft Gold Certified Partner Program for Security Solutionsのメンバー企業になるための主な条件は以下の通り。

・メンバー希望企業は3つ以上のプロジェクト・リファレンスを申請しなければならない。申請したリファレンスは顧客ともに検証する。

・メンバー企業は4人以上の「MCSE」または「MCSD」認定取得者を抱えていなければならい。また,そのうち2名以上は少なくとも3つの特定の「Microsoft Certified Professional」テストに合格している必要がある。

・メンバー企業は「Microsoft Certified Partner」プログラムの2002年におけるアクティブ・メンバーでなければならない。

 Microsoft Gold Certified Partner Program for Security Solutionsに参加するメンバー企業は,顧客やコンピュータ・ユーザー全般を保護するためのベスト・プラクティスに従う。当プログラムではこれらのベスト・プラクティスを処理コードに公式化しているため,顧客は特定のセキュリティ問題に応じたグループ別にソリューション・プロバイダを識別できる。

 当プログラムの認定パートナ「Microsoft Certified Partner for Microsoft Gold Certified Partner for Security Solutions」となった企業は,セキュリティ・プロジェクトにおいて最新のMicrosoft社技術を使用する。認定パートナが提供するソリューションには,「Windows 2000 Server」「Windows 2000 Advanced Server」「Windows 2000 Datacenter Server」「xchange 2000」「Microsoft SQL Server 2000」などの最新版が含まれる。

 当プログラムはMicrosoft Gold Certified Partnerプログラムの一つ。そのほかに「Business Intelligence」「Collaborative Solutions」「E-Commerce Solutions」「Enterprise Systems」「Hosting and Application Services」「Learning Solutions」「Software Products」「Support Services」の八つのカテゴリがある。

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