米Accentureが米国時間12月19日に,米PeopleSoftとの戦略的提携関係を拡大すると発表した。両社は世界中の政府機関や高等教育機関場を対象に,専門サービス,事業戦略,ソフトウエア製品,トレーニングなどのソリューションを提供する。

 両社の共同ソリューションは,PeopleSoft社のインターネット・ビジネス・アプリケーション「PeopleSoft 8」をベースにする。人事,金融管理,生徒管理,CRMソリューションなどが含まれる。

 「PeopleSoft社の『Pure Internet』アーキテクチャと各種ビジネス・アプリケーションにより,顧客やサプライヤ,従業員やパートナ企業をシームレスに低コストで接続できる」(両社)。

 Accenture社とPeopleSoft社は1993年から提携関係にあり,すでに公営および民間企業に向けた管理システム提供に関する180件以上の契約で協力している。

 今回の提携拡大により,政府および教育市場に注力するとしている。両社の顧客政府機関には,米国務省,ニューヨーク州会計監査局,ニュージーランド関税局,フランス経済・産業省などが含まれる。また,教育機関の顧客としては,マサチューセッツ大学,オハイオ州立大学,ミシガン大学,クイーンズランド大学のほか,オーストラリアのニューサウスウェールズ大学とグリフィス大学,日本の関東学園大学などがある。

◎関連記事
米PeopleSoft,事業計画と予算編成を支援するパッケージを発表
米ピープルソフトが分析系アプリケーション群を発表
「IT人材不足に悩む米州政府と地上自治体,今後5年でさらに深刻化」,と米ガートナー
米マイクロソフトが教育機関向けIT技術者育成プログラムを発表
「拡大する不正アクセス,米企業/政府の85%が1年間に被害」,FBIの調査から
米国民の2/3,企業と政府の“デジタル・デバイド"への取り組みに不満

[発表資料へ]