「12月1日~7日における米国人のオンライン支出は26億ドルで,11月の週平均支出である14億ドルを91%も上まわった」。米Harris Interactiveが米Goldman Sachs,米Nielsen//NetRatingsと協力して実施した調査結果を,米国時間12月18日に発表した。

 12月1日~7日の米国人1人当たりの支出額は91ドル。前週(11月24日~30日)と比べて14ドル増加した。また,12月1日~7日にオンラインで商品を購入した回答者は20%で,前週の18%から2ポイント増加した。

■商品を購入した米国オンライン・ユーザーの割合
11/3~9      11/10~16      11/17~23      11/24~30      12/1~7
14%            12%           16%            18%           20%
出典:Goldman Sachs社,Harris Interactive社,Nielsen//NetRatings社

 オンライン・ショッピング・ユーザーの満足度が向上していることも調査で明らかになった。今年おこなったオンライン・ショッピングに「たいへん満足している」という回答者は45%。「いくぶん満足」と答えたユーザーは14%だった。また,25%の回答者が「今年のホリデー・シーズンのオンライン・ショッピングは昨年よりも満足度が高い」と答えた。

■「たいへん満足」と回答したオンライン・ショッピング・ユーザーの割合
11/3~9      11/10~16      11/17~23      11/24~30      12/1~7
36%            32%           37%            37%           45%
出典:Goldman Sachs社,Harris Interactive社,Nielsen//NetRatings社

 オンライン・ショッピング・ユーザーの39%は,ホリデー・シーズン向けのオンライン・ショッピングの最中だという。そのうち14%は「12月1日~7日にオンライン・ショッピングを始めたばかり」だった。「まだ始めていない」米国消費者は15%。46%はすでに今年のホリデー・シーズンのオンライン・ショッピングを完了している。

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