米Red Hatは米国時間12月18日に,2001年9月~11月期の決算を発表した。売上高は2150万ドルで前期(2001年6月~8月期)と比べて2%増加。営業権の償却費用やリストラ費用などを除いた調整後の純利益は130万ドル(1株当たり利益は1セント)で,前期の純損失10万ドル(1株当たり収支はゼロ)から黒字に回復した。

 GAAP(会計原則)ベースでみた場合,1500万ドルの純損失(1株当たり損失は9セント)となる。同条件の前期の純損失は5530万ドル(同33セント)だった。

 2001年3月~11月の売上高は6820万ドルで,前年同期間と比べて10%減少。調整後の純利益は180万ドル(1株当たり利益は1セント)。GAAPベースでは9790万ドル(1株当たり損失は58セント)の純損失となる。前年同期間は調整後の純損失が1000万ドル(1株当たり損失は6セント),GAAPベースの純損失が6250万ドル(1株当たり損失は38セント)だった。

 「企業向け販売とオープン・ソース・サービス事業が大幅に成長した。大企業における『Red Hat Linux』の普及が我が社に収益をもたらしている」(Red Hat社執行副社長兼CFOのKevin Thompson氏)。

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