米EDSと米PricewaterhouseCoopersのコンサルティング部門であるPwC Consultingが,独SAPのソフトウエアを用いたERM(Enterprise Resource Management)サービスに関して世界的な提携を結んだと米国時間12月18日発表した。

 両社はSAP社製ソフトウエアのインストール,配布,保守サービスを行い,企業にERMサービスを提供する。

 SAP社製品に精通した専門家を両社合わせて1万人以上をサービス担当に当てる。SAP社製品に関するコンサルティング,実装,システム統合,アウトソーシング,製品サポート・サービスの利用を検討している企業が対象である。

 両社は今回の提携により,「企業向けアプリケーションにおけるアウトソーシングの需要増加に応え,企業が中核事業に注力できるようにする」としている。

 まず米国でサービスの提供を開始する。その後すぐに米国以外にも対象地域を拡大する計画だ。

 ちなみに米IDCによると,コンサルティング,統合,事業管理,サポートやトレーニングを含むERMサービス市場の規模は,2001年の400億ドルから2005年には620億ドルに達するという。

 なお,PwC Consulting社は米Sun MicrosystemsとCRMソリューションに関して提携を拡大することを12月12日に発表している。

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