米IDCが米国時間12月18日に,米国のIP VPNサービス市場に関して調査した結果を発表した。それによると,市場は需要側と供給側ともに2000年から大幅な成長を遂げており,2001年以降も成長し続けるという。米国IP VPN市場の規模は,2001年の54億ドルから2006年には147億ドルに拡大する見通しだ。この間の年平均成長率は22%である。
プロバイダのタイプ別でみた場合,キャリア分野は2006年に53億ドル規模に達する。しかし,DIY(do-it-yourself)分野が引き続き最大シェアを占め,2006年には約94億ドルを創出する。
2001年のIP VPN市場における主な特徴は以下の通り。
・IP VPNサービスの導入や拡張を進める企業の増加
・キャリアによるIP VPNサービスの拡大と成熟
・ベンダーによるIP VPN製品及びサービスの強化
IP VPNは成熟しつつあり,企業向けWAN(wide area network)オプションの主流としての地位を確立している。「今年は昨年と比べて,より多くの米国企業がより多くの地域でより多くのリモート・ユーザーに対応したIP VPNを導入している」(IDC,IP VPNサービス部門調査マネージャのSteven Harris氏)。
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