米Red Hatが米国時間12月17日に,米IBMのメインフレーム「S/390」向けのLinux,「Red Hat Linux for S/390」を発表した。大型機「Parallel Enterprise (G5およびG6) 」と小型機「Multiprise 3000」向けに最適化した。またRed Hat Linux for S/390は,「zSeries 900」サーバーでも走る。

 Red Hat Linux for S/390の特徴は以下の通り。

・2.4.9 Kernel
・gcc 2.95.3
・glibc 2.2.4
・ext3(ジャーナル機能付きファイルシステム)
・大容量ファイルのサポート(ソフトウエアRAIDも含む)

 同社は無償のソフトウエアのサポートに加え,コンサルティング/インテグレーション/トレーニング・エンジニアリングといった各種のサービスも提供していく。

 価格などの購入に関する情報は同社のWWWサイトに掲載する。

 なお同社は米国時間11月27日に,IBM社のeServer製品系列の全製品向けて,オープン・ソース・ソフトウエアのソリューションやサービス,サポートなどを提供していくなどと発表していた(発表資料)。

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