米Adobe Systemsは米国時間12月13日に,2001年9月~11月期(2001年会計年度第4四半期)と2001年会計年度通年の決算を発表した。9月~11月期の売上高は2億6450万ドル。前年同期は3億5520万ドル,前期は2億9210万ドルだった。通年の売上高は12億3000万ドルで,前年度は12億6600万ドル。

 また,当期の純利益は3430万ドルで,希薄化後の1株当たり純利益は14セント。前年同期は7920万ドル(希薄化後の1株当たり純利益は31セント)で,前期の純利益は4030万ドル(同1株当たり純利益は16セント)。通年の純利益は2億560万ドル(同1株当たり純利益は83セント)で,前年度の純利益は2億8780万ドル(同1株当たり純利益は1ドル13セント)であった。

 「世界的に経済が低迷しているにもかかわらず,当社は際立った利益をあげ続けている」(Adobe社社長兼CEOのBruce R. Chizen氏)。Adobe社は当会計年度期間中に「Adobe Acorbat」の業績を41%増加させたという。

 なお同社は,当期に247名の従業員を削減するリストラを行っており,1210万ドルの費用を計上している。

 また同社は,2001年12月~2002年2月期の売上高の予測を2億6500万ドルから2億8000万ドルとし,一時的な費用を除いた1株当たり利益を20セントから22セントと見込んでいる。

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