米Accentureと米BellSouthが米国時間12月12日に,アウトソーシングに関する既存の提携関係を拡大することを明らかにした。Accenture社はBellSouth社の電話およびインターネット・サービスにおけるソフトウエア・バックボーンの新規アプリケーションとプロジェクトを管理する。

 今回の契約により,両社は今までの提携期間を2007年まで延長する。アウトソーシングの対象は,BellSouth社の家庭および企業向け地域通信サービスとインターネット通信サービスにおける各種ITアプリケーション。

 両社は1998年に,BellSouth社のサービス・レベル改善や予算内での業績向上などに関して提携を結んでいる。今回の提携拡大により,Accenture社はBellSouth社の米国事業全体にわたるカスタマ・ケア,ネットワーク,決済,マーケティング,金融,Webサービス,人材,給与といったさまざまなアプリケーションをサポートする。BellSouth社のITプロフェッショナル約275人がAccenture社の社員となる。

 「情報技術はBellSouth社の戦略目的達成のために重要な役割を担う。長期的事業を目指し,DSL加入者の急速な拡大や積極的なコスト管理を図る」(BellSouth社最高情報・電子商取引責任者のFran Dramis氏)。

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