米API NetWorksが米国時間12月12日に,同社のHyperTransport技術を米Hewlett-Packard社の次世代製品に向けにライセンス供与したことを発表した。

 同社のI/Oコンポーネント・ソリューションは,ネットワークと通信プラットフォームにインボックスのプロセサとI/Oデバイスの高速な相互接続を提供する。そのため,HyperTransportシステムの設計の重要な部分となる。同社の製品は,PCIの基本的なプログラミング・モデルを使用しているため,システム・デザイナは設計に大きな変更を加える必要がない。

 HyperTransportは,PCやPCサーバーあるいはスイッチ装置などに搭載する半導体チップ間のI/Oインタフェースを決めるもの。HyperTransport技術は,ハイテク業界のリーダーたちが設立した非営利団体,HyperTransportoコンソーシアムにより開発,標準策定が進められている。データ転送速度は,これまでのシステムの48倍にあたる12.8Gバイト/秒である。PCIをはじめ,InfiniBandや10GビットEthernetを補完する技術と位置づける。

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