インターネット・セキュリティ・ソフトの米Tiny Softwareが米国時間12月6日,セキュリティ・ソフトウエア「Trojan Trap」を発表した。これは,新種のワーム,トロイの木馬プログラム,ウイルスからPCとネットワークを保護するほか,従来のセキュリティ製品に欠けている部分を補う機能を持つ。Windows XP/2000/NT/ME/98上で動作する。

 「Trojan Trap」は,PCやネットワークを保護するセキュリティ・ソフトウエアであり,インターネットやその他の経由で受け取るさまざまなアクティブ・コンテンツ(ActiveX,Java,VBS,その他の実行コード)による攻撃に対応する。

 このソフトは,アンチウイルス・ソフトやパーソナル・ファイア・ウオール・ソフトウエアなどのセキュリティ製品でカバーできない部分を補う。PCへの侵入をパーソナル・ファイア・ウオールで保護している場合に,「Trojan Trap」はセキュリティで欠如している部分をカバーする。このソフトは,電子メール,ICQ,その他のアプリケーションなど,ファイヤウオールを通過するコードを孤立化させる機能を持つ。

 「Trojan Trap」は,同社のWWWサイトにて12月31日まで特別価格の19.99ドルで提供される。非管理版の通常価格は,29.99ドル。企業向けの管理版は,米SECURITAE社のWWWサイトから今月中に配布開始される予定。

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