米OpenTVと米Macromediaが米国時間11月29日に,米Macromediaのメディア再生ソフト「Macromedia Flash Player」をOpenTVのHTMLエンジン「Device Mosaic 5.0」で利用可能にし,また「Macromedia Flash Player」をOpenTVの「Middleware Solutions」に統合することで合意したと発表した。

 この合意により,100万人を超えるといわれるMacromedia Flash開発コミュニティが,OpenTV向けに高度なインタラクティブ・コンテンツを作成できるようになる。OpenTVのミドルウエアは,世界で2000万を越えるセットトップ・ボックスで使われており,またDevice Mosaicは,700万を越えるセットトップ・ボックスで使われている。

 OpenTV Middleware Solutionsは,C,HTML,Javaなどすべての標準開発言語をサポートしており,今回Macromedia Flashにも対応するようになった。Macromedia Flashにより,セットトップ製造者,コンテンツ開発者が,デジタルTV視聴者向けにアニメーション,インタラクティブ・ゲーム,Tコマースなどより高度なインタラクティブTVコンテンツを作成できるようになった。

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