米Sun Microsystemsと米Sybaseが米国時間11月28日に,両社が共同で設計/統合/テスト/調整したデータ・ウエアハウス向けの新アーキテクチャ「iForce Enterprise Data Warehouse Reference Architecture」を発表した。25Tバイト以上の未加工データを入力できるという。

 同アーキテクチャの中心となるハードウエアは,Sun社の「Fire 6800 Midframe」サーバーと「StorEdge 9900」ストレージ・システム。ソフトウエアは,Sun社の「Solaris Operating Environment」上で動作するSybase社の「Adaptive Server IQ Multiplex」を組み合わせる。

 「Reference Architectureにより,必要とするストレージ容量を最大75%削減し,問い合わせ処理を10倍から1000倍高速化する。導入,設定に要する時間は,従来のデータ・ウエアハウスに比べ最大80%短縮できる。その結果,データ・ウエアハウスのTCO(Total Cost of Ownership)の削減が可能となる」(両社)

 なお同アーキテクチャは,すでに米Nielsen Media Researchが導入している。

◎関連記事
米サンと米Informaticaがデータ・ウエアハウス・ソリューションを発表
「ストレージ管理ソフトの世界市場は2005年に現在の3倍」と米データクエスト
「2004年の世界データ・ウエアハウス向けツール市場は170億ドル」と米IDC
2004年のCRM向けデータ・ウエアハウジング市場は200億ドル規模に
2004年のストレージ・ソフト世界市場は104億ドル規模に,IDCの調査

[発表資料へ]