米Oracleが米国時間11月26日に,同社アプリケーション・サーバー「Oracle9i Application Server(Oracle9iAS)」のプラグイン「Oracle9iAS Plug-In for JBuilder6」をリリースしたことを明らかにした。米Borland SoftwareのJava開発環境「JBuilder6」に対応する。

 「Oracle9iAS Plug-In for JBuilder6を用いることにより,開発者はOracle9iAS向けアプリケーション開発において大幅に時間を節約できる」(Oracle社)としている。

 JBuilder6とOracle9iASを組み合わせることで,以下の利点が得られるとOracle社は説明している。

・JBuilder6を使用しながら,Oracle9iAS上でJavaアプリケーションの開発,デバッグ,自動生成,コンパイル,実装を行うことができる。

・Oracle9iASを再起動または停止することなく,動的実装に対応したJBuilder6の機能を利用できる。

・Oracle9iAS上でJBuilder6の自動CMP(Container Managed Persistence)およびBMP(Bean Managed Persistence)対応機能を利用できる。

 Oracle社はOracle9iAS向けの無償開発ラインセンスを含むOracle9iAS Plug-In for JBuilder6を無料で提供する。CD版「JBuilder6 Companion Tools CD」で配布するほか,Oracle社のOracle Technology NetworkサイトまたはBorland社のCommunityサイトからダウンロードして入手可能である。

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