ファイアウオールなどセキュリティ関連製品の開発を手がける米Zone Labsは米国時間11月15日に,米Sygate TechnologiesがZone Labs社の特許技術を侵害しているとしてカリフォルニア州北地区連邦地方裁判所に提訴したことを明らかにした。Zone Labs社はSygate社に対して特技術の使用差し止めと損害賠償を求めている。

 Zone Labs社が問題としている特許技術は米国特許番号5,987,611。インターネットなどのオープンなネットワークにおける接続管理と制御に関する技術である。1997年5月6日に申請し,1999年11月16日に成立した。30のクレームから成る。Zone Labs社はこの特許技術を企業向けセキュリティ・ソリューションの基礎として利用している。

 Zone Labs社によると,Sygate社のセキュリティ製品「Secure Enterprise」の製造,利用,配布,販売が611特許を侵害しているという。

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