米IBMとスウェーデンのIBS(International Business Systems)がサプライ・チェーン・マネジメント(SCM)向けサーバー「eServer for IBS」を発表した。IBM社のサーバー「eServer」をIBS社のSCMソフトウエアに最適化させたもので,卸売り販売業者や製造業者に向ける。中堅・中小企業を主要なユーザーとして想定したもの。IBS社が現地時間11月5日に明らかにした。

 eServer for IBSは世界中のIBM Business Partners,IBS社の直販部門や事業パートナ・ネットワークを通じて共同で販売する。2001年第4四半期に利用可能になる。

 IBM社は,従業員数1000人以下の中小企業が2004年における世界サーバー市場の52%を占めるとみている。中小企業がITに費やす金額は3000億ドルを超え,そのうち2/3は投資回収を速めるためのソリューションに充てられるという。

◎関連記事
「SCMサービスの世界市場は年平均29%で成長,2005年に830億ドル」と米IDC
米IDCが世界のSCMサービス・プロバイダのトップ5を発表,首位はCap Gemini
【記者の眼】BtoBはサプライ・サイドが面白い!
「SCM向けプロセス管理市場は2005年末に4倍以上に急拡大」と米社の調査
「ECMアプリケーションとサービス市場は2005年に2640億ドル規模」,AMRの調査
米IBMがeビジネス用システムを管理する新サービスを開始
「Q2の世界サーバー市場は売上高16%減,出荷台数3%減」,米IDCの調査
「Q2の世界サーバー市場は出荷台数97万3784台。わずか0.7%増」---。Dataquestの調査

 サーバの技術,製品,市場の動向に関する情報は総合IT情報サイト『IT Pro』の「サーバー」で詳しくお読みいただけます。

 ERP,SFA,CRM,HRM,SCMなど企業情報システムに関する情報は総合IT情報サイト『IT Pro』の「CRM&ERP」で詳しくお読みいただけます。

[発表資料へ]