米国半導体工業会（SIA：Semiconductor Industry Association）が米国時間11月1日に，2001年9月の世界半導体市場の調査結果を発表した。売上高は102億2000万ドルで，前年同月の184億4000万ドルと比べ44.6％減少。2001年8月の104億8000万ドルを2.5％下回った。しかし8月の前月比は3.5％減だったので減少率には改善がみられ，3カ月連続で落ち込み幅が縮小した。
「2001年第3四半期ははばひろい分野で販売個数が増加した。第4四半期もこの傾向が続き，バランスのとれた在庫状況になる。第4四半期の売上高は第3四半期と比べて成長するとみる」（SIA議長のGeorge Scalise氏）
地域別では，欧州の売上高が前年同期と比べて41.7％減少した。米大陸は同58.6％減，アジア太平洋地域は同30.9％減，日本は同42.7％減となった。
■前月比の売上高（単位：10億ドル） 市場 2001年8月 2001年9月 成長率 米大陸 2.61 2.44 -6.4% 欧州 2.13 2.11 -0.7% 日本 2.58 2.41 -6.3% アジア太平洋地域 3.17 3.25 2.6% 合計 10.48 10.22 -2.5% 出典：SIA
■前年同月比の売上高（単位：10億ドル） 市場 2000年9月 2001年9月 成長率 米大陸 5.90 2.44 -58.6% 欧州 3.62 2.11 -41.7% 日本 4.21 2.41 -42.7% アジア太平洋地域 4.70 3.25 -30.9% 合計 18.44 10.22 -44.6% 出典：SIA
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