米Intelと米Compaq Computerが米国時間10月22日に,両社の製品を組み合わせた音声サーバーのプラットフォームを提供すると発表した。
Intel社のネットワーク機器「NetStructure」の通信ボード「DM/V-Aシリーズ」とCompaq社のサーバー「ProLiant DL360」を組み合わせる。「音声ポータルやインタラクティブ音声応答,統合メッセージング,音声会議などのアプリケーションの開発を手助けする」(両社)。
サービス・プロバイダや企業ユーザーに向けるもの。例えば,航空会社や旅行会社による出発/到着便の確認サービス,銀行の自動預金収支報告サービスなどでの利用を想定する。
プラットフォームには,Intel社の連続音声処理(CSP:Continuous Speech Processing)技術を基盤として組み込むほか,同社のコンサルティング・サービスや,トレーニング,サポート・ツール,リソース・キットなどが含まれる。
48ポートまたは96ポートのコンフィギュレーションで提供し,直ちに利用可能になる。販売は米Catalyst Telecomと米Total Tec Systemsが行う。なおCatalyst社(米ScanSource社の子会社)は,Intel社のディストリビューターであると同時にCompaq社の認定再販業者でもある。
このほかCompaq社のサービス部門であるCompaq Global Servicesがサポート・サービスを提供する。ハードウエアの問題発生時に翌日までにオンサイト・サービスを提供するという保証サービスや,メモリやハードディスク装置の故障前保証(Pre-Failure Warranty),オプションで年中無休のインフラ・サポート・サービスなどを用意する。
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