米BellSouthが米国時間10月17日,児童インターネット保護法(Children's Internet Protection Act:CIPA)の施行にあたり,フィルタリング・ソフト・スイート「Managed Security Services」の提供を強化することを明らかにした。
米国では2000年12月に,児童インターネット保護法(Children's Internet Protection Act:CIPA)が成立しており,2001年10月28日に施行の予定である。政府から補助金を受ける学校や図書館に対し,インターネットの有害情報から子どもを守るフィルタリング・ソフトの導入を義務づけている。
Managed Security Servicesは,イスラエルCheck Point,フィンランドNokia,米Websense,米Sun Microsystems,米Internet Security Systemsのソフトウエア,ハードウエアやサービスを組み合わせたもの。以下の四つのソリューションを提供する。
・「Managed Firewall」: インターネットのゲートウエイのトラフィックを監視する。
・「WWW Site Blocking」: インターネット利用規定に基づいて,WWWサイトへのアクセスを一部制限する。
・「Instrusion Detection and Response」: 警告システム。不正行為を検出,通知する。
・「Anti-Virus/Anti-Vandal Service」: 電子メールやWWWページに潜むウイルスを検出,隔離する。
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