米Symantecが米国時間10月8日に,セキュリティ確保に向けた単機能サーバー「Firewall/VPN 100」「同200」「同200R」を発表した。ファイアウオール,VPN,ネットワーキング機能などを合わせ持つ。地方オフィス,支店,小企業などに向ける。
Firewall/VPNの主な特徴は以下の通り。
・ファイアウオール機能:情報のパケットや宛先を分析し,ネットワーク・セキュリティを監視する。
・ネットワーキング機能:「10/100 Mbps Auto-Sense」ネットワーク・スイッチ機能を組み込んでおり,簡単にパソコンなどを接続して高速LANを構築できる。Firewall/VPN 100は4ポート,同200と同200Rは8ポートを備える。ダイナミックDNS,NAT/PAT,PPPoE,IPSecに対応する。
・VPNゲートウエイとグローバル・トンネル機能:他のIPSec認定VPNとのゲートウエイ間VPNサービスを提供することが可能。グローバル・トンネル機能により,VPNトンネルを通るトラフィックに制限を設けることができる。
・集中管理機能:インターネット・ブラウザを用いて,遠隔地や地方のさまざまな支店の管理を集中化できる。
・IPアドレスの共有:事務所全体で1個あるいは2個の外部IPアドレスを共有することが可能。
・負荷分散機能:広帯域接続に問題が発生した場合に,自動でダイヤルアップ機能が動作する。また10/100 Mbps Auto-Sense 200と同200Rモデルでは,2基のWANポートを備えており,各ポートは異なる技術(DSLやケーブル・モデムなど)を用いたサービス・プロバイダに接続することができる。一つのサービス・プロバイダが停止した場合,そのサービス・プロバイダ用のポートを通るトラフィックを自動的に別のポートに切り替える。
Firewall/VPN製品は世界中のSymantec社のVAR(value-added resellers),販売店,システム・インテグレータを通じて発売する。価格はFirewall/VPN 100が499ドル,同200が899ドル,同200Rが1199ドル。
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