米Compaq Computerが米国時間10月8日に,米General Electric(GE)の航空機エンジン製造部門GE Aircraft EnginesとサービスおよびITインフラのアウトソーシング契約を結んだことを明らかにした。契約金額は9500万ドルで,期間は5年間。
今回の契約は,両社が1993年に結んだ提携関係を拡大するもの。Compaq社は北米および南米におけるGE Aircraft Engines社の事業にサービスとITインフラを提供する。
GE Aircraft Engines社は軍用機や商業用飛行機のジェット・エンジンを製造する企業。船舶エンジンや工業用エンジンも手がけている。
今回発表した提携のもと,Compaq社のサービス部門Compaq Global Servicesが,運用管理,デスクトップ・サポート,データベース・サービス,メールおよびメール・プラットフォーム・サポート,ミッドレンジ・サーバー管理,WWWインフラと情報セキュリティ管理といったサービスを提供する。これらのサービスはCompaq社の専用オフィスで集中管理する。
ちなみにCompaq社は,米HP(Hewlett-Packard)による買収が決定している。買収金額は250億ドル。手続きは2002年前半に完了する予定である。
◎関連記事
■ノキアが基幹業務を米HPにアウトソース,3年契約で総額1億8500万ドル
■情報システム子会社はいらない---ITサービス産業の構造改革が始まる
■「WWWホスティングのアウトソースで1200万ドルの経費節減」と米ジュピター
■WWWホスティング最大手の米エクソダスが破産申請,負債総額は45億ドル
■米EDSと米サンがITサービスの共同戦線,5年間で30億ドルの売り上げ見込む
■米IBMがWWWホスティング・サービスで30種の新メニュー,半数は"セキュリティ"
[発表資料へ]