米Oracleが米国時間10月2日に,ユーザー・コミュニティ向けWWWサイト「AppsWorld Online」の開設を発表した。Oracle社のアプリケーション・ユーザー・コミュニティ「AppsNet」を介してアクセスできる。

 AppsWorld Onlineは2002年にオランダ/アムステルダム(1月15日~18日)
とサンディエゴ(4月7日~10日)で開催する予定のコンファレンス「AppsWorld」を補完するサービス。「来場する人だけでなく,直接会場に行けない人もコンファレンスに参加できるようにする」(Oracle社)。

 AppsWorld Onlineの特徴はユーザーが積極的にAppsWorldの製作に参加できること。AppsWorld OnlineではOracle社のユーザーや開発者にAppsWorld用の論文を募集している。投稿された論文は,AppsWorld Onlineを介してあらゆる人々が視聴できる。プレゼンターは,ストリーミング・メディア,スライド,白書を利用してプレゼンテーションを行うか,あるいはこれらを組み合わせるか選択することが可能。AppsWorld Online視聴者の評価が高ければ,Oracle社会議でプレゼンテーションを行う機会が与えられる。

 また,9万人以上が加入しているAppsNetのメンバーは,Oracle社のアプリケーション開発担当者や製品マネージャとのチャット会議を閲覧したり参加することができる。「Oracle E-Business Suite」やe-business戦略に関する会議で他のユーザーと情報交換を行うことが可能。アプリケーション開発や開発戦略に関する情報,Oracle社のパートナ情報,募集した論文の内容をベースにした導入技術,Oracle社の専門家による製品の詳細情報といったコンテンツを入手できる。

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