米Cahners In-Stat Groupが米国時間10月1日に,家庭内ネットワーク製品の世界市場に関する調査結果を発表した。ネットワーキング機器,ソフトウエア,ゲートウエイ,家庭向け自動化製品などの普及に伴い,市場は2001年の14億ドル規模から,2006年には92億ドル規模に成長する。
「家庭ユーザーは,家庭でネットワークを構築することの価値をやっと認識し始めた。厳しい経済状況が続くなか,IT分野で希望を見いだせる数少ない市場の一つである」(In-Stat社ディレクタのMichael Wolf氏)。
In-Stat社は,以下の要因が今後も市場の成長を促進するとみる。
・消費者がセキュリティの必要性に気づき,常時接続とファイアウォールを提供する家庭用ルーターやゲートウエイに注目する。
・家庭内ネットワークの構築を考慮した,米Microsoftの「Windows XP」のリリース。
・家庭内ネットワークで,コンテンツ配信を行う家庭用サーバーの登場。
◎関連記事
■「家庭内ネットワークが急増,デジタル音楽の共有などが要因」と米In-Stat
■「家庭内ネットワークの市場は2005年に130億ドル規模に」,米社予測
■「電源線利用の家庭内ネットワークが急成長へ」と米In-Stat
■「米国の持ち家世帯の42%は家庭のインターネット化に意欲的」と米調査
■米国の2100万世帯が家庭ネットワーキングに関心---Yankee Groupの調査
■2000年の家庭内ネットワーク機器市場は97%成長,無線の伸びが大
■FCCが家庭用無線ネット規格の拡張を承認,最大速度は10Mbpsに
[発表資料へ]