米Cahners In-Stat Groupが米国時間10月1日に,家庭内ネットワーク製品の世界市場に関する調査結果を発表した。ネットワーキング機器,ソフトウエア,ゲートウエイ,家庭向け自動化製品などの普及に伴い,市場は2001年の14億ドル規模から,2006年には92億ドル規模に成長する。

 「家庭ユーザーは,家庭でネットワークを構築することの価値をやっと認識し始めた。厳しい経済状況が続くなか,IT分野で希望を見いだせる数少ない市場の一つである」(In-Stat社ディレクタのMichael Wolf氏)。

 In-Stat社は,以下の要因が今後も市場の成長を促進するとみる。

・消費者がセキュリティの必要性に気づき,常時接続とファイアウォールを提供する家庭用ルーターやゲートウエイに注目する。

・家庭内ネットワークの構築を考慮した,米Microsoftの「Windows XP」のリリース。

・家庭内ネットワークで,コンテンツ配信を行う家庭用サーバーの登場。

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