米IDCが米国時間10月1日に,世界の光ストレージ市場に関する調査結果を発表した。光ストレージ装置の台数は2005年に2億5000万台に達するという。アフター・マーケットのドライブ(CD-RWドライブ,3.5インチの光磁気ディスク・ドライブ,コンボ・ドライブ),デュアル・ドライブ搭載パソコンの人気が光ストレージ市場の成長を後押しする。

 「CD-RWドライブが手頃な価格で購入できるようになり,低価格のCD-Rがリムーバブル・ストレージ・メディアの主流としてCD-ROMに取って代わるだろう」(IDC,Optical Removable Storage部門調査マネージャのWolfgang Schlichting氏)。

 CD/DVD-ROMは現在,枚数ベースで市場全体の約72%,売上高ベースで52%を占めている。しかし飽和の兆しがみえており,CD/DVD-ROMの枚数は今後5年間で大幅に減少する。

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