米Microsoft,米Compaq Computer,米HP(Hewlett-Packard)などが参加する,顧客の技術サポートに取り組む業界団体TSANet (Technical Support Alliance Network) が,Windows 2000 Datacenter Serverの技術サポートを提供するコミュニティを発足させた。TSANetが米国時間9月27日に明らかにしたもの。

 TSANetの特定のベンダーに依存しない世界規模のコミュニティー・インフラを利用して,参加企業の共通の顧客に対し迅速なサポートを提供していくという。同コミュニティーの参加企業は,Microsoft社,米BMC Software,米Citrix Systems,米Compaq社,HP社,米IBM,米Unisysである。

 なお参加企業各社は新たなメンバーの参加を呼びかけている。このコミュニティーはMicrosoft社のベンダー・プログラム「Windows Datacenter Program」とTSANetのWWWベースのインフラをもとに構築しており,Microsoft社が定める以下の3種のベンダーが参加できるという。

・Windows Datacenter Server Original Equipment Manufacturers (OEMs)
・Windows Datacenter Infrastructure Vendors (DIVs)
・Windows Datacenter Server Independent Software Vendors (ISVs)

 なお参加企業間では,“顧客企業の業務速度と同等の速度による共同作業”が求められるという。「世界ベースによる24時間年中無休の体制」(TSANet)を通じて顧客の問題の迅速解決を推し進めていくという。

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