米Sybaseが米国時間9月27日に，EDI（Electronic Data Interchange）サーバー「New Era of Networks EDI Server」およびアダプタ「New Era of Networks Adapter for EDI V2.8」をリリースした。電子商取引（EC）におけるバックエンド・システムとミドルウエアを統合して業務パートナーとの文書交換を簡素化する。
New Era of Networks EDI Serverおよ同Adapter for EDI V2.8は，EDI形式からXML形式への変換などを行う業界標準の「MQSeries」メッセージングを使用する機能などを備える。
Sybase社e-Business Division部門上級バイス・プレジデント兼ジェネラル・マネージャRick Adam氏は，今回のリリースにより「New Era of Networks EDI Serverおよび同Adapter for EDI V2.8と組み合わせて利用するSybase社のHIPAA（Health Insurance Portability and Accountability Act）推進製品も，まもなく医療業界で利用されるようになる」との見込みを示した。
HIPAAは，1996年に法制化された医療データの標準化に関する法律。患者など利用者へのサービス向上やシステム管理のコスト削減などを目的として制定された。医療機関は2002年10月までに，この法律に従う必要がある。
New Era of Networks EDI Serverおよび同Adapter for EDI V2.8は，いずれも直ちに利用可能。詳細はSybase社のWWWサイトに掲載している。
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