米Red Hatは米国時間9月19日に,組み込み用途向けの開発ツール「GNUPro」を米Intelの通信アプリケーション向けマイクロアーキテクチャ「XScale」に対応させることを明らかにした。
XScaleはStrongARMの技術をベースにしており,携帯電話などのインターネット端末,ルーターやスイッチなどのネットワーク機器やNAS装置に向ける。異なるコンピューティングの負荷に合わせて電力消費を調整でき,ハンドヘルド機器の電池持続時間を持続する機能を備える。
このほかRed Hat社は,Intel社の評価ボード「IQ80310 Development Kit」への技術サポートを実施することも明らかにした。XScaleをベースにしたI/Oプロセサ・チップセットΠIOP310」を搭載した評価ボードである。GNUProの完全バージョンを収録するとともに,インストレール支援を行う。
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