米eMachinesが米国時間9月17日に,同社の財務アドバイザーとしていた米大手投資銀行のCredit Suisse First Boston(CSFB)との同契約を解消したことを明らかにした。

 eMachines社はパソコン販売の不振により経営が悪化,2001年3月にリストラ計画を発表しており,同5月には,「戦略的選択肢を評価するための助言を依頼する」としてCSFBと財務アドバイザリー契約を結んでいた。CSFBとは本体売却も含めた対応策の検討を行っていた。

 「CSFBとは契約を解消したが,今後とも戦略的選択肢の検討を継続し,株主の利益を最大限に高めたい」(eMachines社社長兼CEOのWayne R. Inouye氏)。

 eMachines社は,「具体的にどのような戦略的選択肢を取るか,またその実行がいつになるのかについては,なんとも言えない」としている。

 eMachines社の株価は2000年11月以降1ドルを割り込んでおり,9月18日時点の終値は18セント。

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