米Frost & Sullivan社が米国時間9月17日に,世界のxDSL(Digital Subscriber Line)機器市場に関する分析結果を明らかにした。高速インターネット・アクセスへの需要が高まり,xDSL機器の売り上げは2000年の48億ドルが2007年にはおよそ2.2倍の104億ドルに拡大するという。

 ただし「競合する技術の脅威,サプライヤと顧客からの圧力,多い在庫,過剰生産の恐怖などが課題となっている」(Frost & Sullivan社のリサーチ・アナリストのJean-Christophe Deverines氏)。

 xDSL分野の成長は,もはや北米のみに留まらない。韓国のように,ADSLの配備を優先事項にした国もある。

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