「企業向けインクジェット・プリンタ市場は,2000年の68万台から2005年には120万台へと拡大する」。米Lyra Researchが米国時間9月14日に,インクジェット・プリンタの世界市場に関する調査結果を発表した。

 2000年から2005年までの年平均成長率は13%。平均価格は2000年の842ドルが,2005年には666ドルに下がる。平均価格は下がるものの,売上高ベースの市場規模は41%増となる。成長を支えるのは広告代理店やグラフィイクス関連企業,建築家といったカラー出力を必要とする業種である。

 「ただしオフィス用途では,2005年までをみるとレーザー・プリンタが依然強い」(同社)とする。

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[発表資料]