米Microsoftは米国時間9月6日に,主要パソコン・メーカーがWindows XP対応パソコンの小売店販売を始めたことを明らかにした。米Dell Computer,米Compaq Computer,米Hewlett-Packard,米IBM,米Gateway,ソニーなどがWindows XP対応パソコン「Windows XP Ready PC」を一斉に発売する。

 Microsoft社は8月24日(米国時間)に,世界中のパソコン・メーカーに向けWindows XPの出荷を開始している

 米国では9月初旬に学校の新学年が始まる。「家庭で親が子どもに最新のパソコンを買い与える需要を期待できる」(Microsoft社)。

 Microsoft社は同日,Windows XPの予約受け付けを開始したことも明らかにした。小売店のほか,Amazon.com,Costco.comなどのオンライン・ショップでも予約を受け付ける。Windows XPの発売は予定通り10月25日。価格はHome Editionが199ドル(アップグレード版は99ドル),Proffesional Editionが299ドル(アップグレード版は199ドル)。

 「予約をした消費者は発売と同時にWindows XPを確実に入手できる」(Microsoft社)。

 Microsoft社は,「Windows XP Upgrade Advisor」と呼ぶユーザー向けのサポート・サービスを用意する。パソコンのOSをWindows XPにアップグレードするにあたって必要なシステム・チェックやユーザー・ガイドなどのツールを提供するもの。Windows XP Upgrade Advisorが利用可能になるのは2~3週間後の予定である。

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