通信機器市場に関する調査コンサルティング会社である米RHKは9月5日,IPルーター装置に関する市場シェアの調査結果を発表した。2001年前半は米Cisco Systemsが前年に引き続き北米地域のIPルーター市場でシェア第1位を占めたが,第2位の米Juniper NetworksがCiscoのシェアを切り崩し始めている。

 主な結果は以下の通りである。

・1H01(2001年前半)のIPルーター市場全体の売上は9億7200万ドルであり,トップシェアはCisco Systemsの70%,Juniper社が25%で第2位。

・ネットワークのコア部分で使用するルーター(OC-48およびOC-192の速度に対応)の市場では,1H01の売上額は5億3500万ドル。シェアは,Ciscoが60%,Juniperが33%で,この2社で93%を占めている。2000年末から見ると,Cisco社が18ポイント下げ,Juniper社のシェアは12ポイント上がっている。シェア第3位は米Avici Systemsの7%で1ポイントの増加となっている。

・キャリア向けエッジ・ルーターは,1H01の売上額が4億3700万ドル。シェア第1位はやはりCiscoで81%だが,Juniperの追い上げで2000年末の91%からは8ポイント下げている。Juniperのシェアは7%から14%に増加した。3位はUnisphereの4%,4位はEricssonの1%となっている。

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